巻次 巻上 3頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 術を綜い群籍を貫練したまう。後園に遊んで武を講じ芸を試みる。現じて宮中、色味の間に処して、老・病・死を見て世の非常を悟る。国の財位を棄てて山に入りて道を学したまう。服乗の白馬・宝冠・瓔珞、これを遣わして還さしむ。珍妙の衣を捨てて法服を着る。鬚髪を剃除したまい、樹下に端坐し勤苦したまうこと六年なり。行、所応のごとくまします。五濁の刹に現じて群生に随順す。塵垢ありと示して、金流に沐浴す。天、樹の枝を按して池より攀出することを得しむ。霊禽、翼従して道場に往詣す。吉祥、感徴して功祚を表章す。哀みて施草を受けて仏樹の下に敷き、跏趺してしかも坐す。大光明を奮って、魔をしてこれを知らしむ。魔、官属を率いて、来りて逼め試みる。制するに智力をもってして、みな降伏せしむ。微妙の法を得て最正覚を成る。釈・梵、祈勧して転法輪を請じたてまつる。仏の遊歩をもって、仏の吼をして吼す。法鼓を扣き、法螺を吹く。法剣を執り、法幢を建て、法雷を震い、法電を曜かし、法雨を澍ぎ、法施を演ぶ。常に法音をもって、もろもろの世間に覚らしむ。光明、普く無量仏土・一切世界 漢文 上尊。釈梵奉侍、天人帰仰。示現算計 文芸射御、博綜道術、貫練群籍。遊於後園、講武試芸。現処宮中 色味之間、見老病死、悟世非常。棄国財位、入山学道。服乗白馬 宝冠瓔珞、遣之令還。捨珍妙衣、而着法服。剃除鬚髪、端坐樹下、勤苦六年。行如所応。現五濁刹、随順群生。示有塵垢、沐浴金流。天按樹枝、得攀出池。霊禽翼従、往詣道場。吉祥感徴、表章功祚。哀受施草、敷仏樹下、跏趺而坐。奮大光明、使魔知之。魔率官属、而来逼試。制以智力、皆令降伏。得微妙法、成最正覚。釈梵祈勧、請転法輪。以仏遊歩、仏吼而吼。扣法鼓、吹法螺。執法剣、建法幢、震法雷、曜法電、澍法雨、演 紙面画像を印刷 前のページ p3 次のページ 第二版p3・4へ このページの先頭に戻る