巻次 巻下 87頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 滅度の後をもってまた疑惑を生ずることを得ることなかれ。当来の世に経道滅尽せんに、我慈悲哀愍をもって特にこの経を留めて止住すること百歳せん。それ衆生ありてこの経に値う者は、意の所願に随いてみな得度すべし。」仏、弥勒に語りたまわく、「如来の興世、値い難く見たてまつり難し。諸仏の経道、得難く聞き難し。菩薩の勝法、諸波羅蜜、聞くことを得ることまた難し。善知識に遇い、法を聞きて能く行ずること、これまた難しとす。もしこの経を聞きて信楽受持すること、難きが中に難し、これに過ぎて難きことなし。このゆえに我が法、かくのごとく作し、かくのごとく説き、かくのごとく教う。応当に信順して法のごとく修行すべし。」 その時に世尊、この経法を説きたまうに、無量の衆生、みな無上正覚の心を発しき。万二千那由他の人、清浄法眼を得き。二十二億の諸天人民、阿那含果を得き。八十万の比丘、漏尽意解り、四十億の菩薩、不退転を得、弘誓の功徳をもって自ら荘厳す。将来世において当に正覚を成るべし。その時に三千大千世界、 漢文 我 滅度之後 復生疑惑。当来之世、経道滅尽、我以慈悲哀愍、特留此経 止住百歳。其有衆生、値斯経者、随意所願、皆可得度。仏語弥勒。如来興世、難値難見。諸仏経道、難得難聞。菩薩勝法、諸波羅蜜、得聞亦難。遇善知識、聞法能行、此亦為難。若聞斯経、信楽受持、難中之難、無過此難。是故我法、如是作、如是説、如是教。応当信順、如法修行。爾時世尊、説此経法、無量衆生、皆発無上正覚之心。万二千那由他人、得清浄法眼。二十二億 諸天人民、得阿那含果。八十万比丘、漏尽意解、四十億菩薩、得不退転、以弘誓功徳、 紙面画像を印刷 前のページ p87 次のページ 第二版p93・94へ このページの先頭に戻る