巻次 巻下 56頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 華のごとし、希有にして遇い難きがゆえに。金翅鳥のごとし、外道を威伏するがゆえに。もろもろの遊禽のごとし、蔵積するところなきがゆえに。猶し牛王のごとし、能く勝つものなきがゆえに。猶し象王のごとし、善く調伏するがゆえに。師子王のごとし、畏るるところなきがゆえに。曠きこと虚空のごとし、大慈等しきがゆえに。嫉心を摧滅せり、勝るを忌まざるがゆえに。専ら法を楽求して心に厭足なし。常に広説を欲い、志疲倦なし。法鼓を撃き、法幢を建て、慧日を曜かし、痴闇を除く。六和敬を修し常に法施を行ず。志勇精進にして、心、退弱せず。世の燈明と為りて最勝の福田なり。常に導師と為りて等しく憎愛なし。唯正道を楽いて余の欣戚なし。もろもろの欲刺を抜きて、もって群生を安くす。功慧殊勝にして尊敬せざることなし。三垢の障りを滅し、もろもろの神通に遊ぶ。因力・縁力・意力・願力・方便の力、常力・善力・定力・慧力・多聞の力、施・戒・忍辱・精進・禅定・智慧の力、正念・正観・もろもろの通・明の力、法のごとくもろもろの衆生を調伏する力、かくのごときらの力、一切具足せり。 漢文 有難遇故。如金翅鳥、威伏外道故。如衆遊禽、無所蔵積故。猶如牛王、無能勝故。猶如象王、善調伏故。如師子王、無所畏故。曠若虚空、大慈等故。摧滅嫉心、不忌勝故。専楽求法、心無厭足。常欲広説、志無疲倦。撃法鼓、建法幢、曜慧日、除痴闇。修六和敬、常行法施。志勇精進、心不退弱。為世燈明、最勝福田。常為導師、等無憎愛。唯楽正道、無余欣戚。抜諸欲刺、以安群生。功慧殊勝、莫不尊敬。滅三垢障、遊諸神通。因力縁力 意力願力 方便之力、常力善力 定力慧力 多聞之力、施戒忍辱 精進禅定 智慧之力、正念正観 諸通明力、如法調伏 諸衆生力、如是等力、一切具足。身色相好 功徳 紙面画像を印刷 前のページ p56 次のページ 第二版p59・60へ このページの先頭に戻る