巻次 - 126頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 その時に、仏、長老舎利弗に告げたまわく、「これより西方に、十万億の仏土を過ぎて、世界あり、名づけて極楽と曰う。その土に仏まします、阿弥陀と号す。いま現にましまして法を説きたまう。舎利弗、かの土を何のゆえぞ名づけて極楽とする。その国の衆生、もろもろの苦あることなし、但もろもろの楽を受く、かるがゆえに極楽と名づく。 また舎利弗、極楽国土には七重の欄楯・七重の羅網・七重の行樹あり。みなこれ四宝をもって、周帀し囲繞せり。このゆえにかの国を、名づけて極楽と曰う。 また舎利弗、極楽国土には、七宝の池あり。八功徳水その中に充満せり。池の底にもっぱら金沙をもって地に布けり。四辺に階道あり、金・銀・瑠璃・玻瓈、合成せり。上に楼閣あり、また金・銀・瑠璃・玻瓈・硨磲・赤珠・碼碯をもってして、これを厳飾せり。池の中の蓮華、大きさ車輪のごとし。青き色には青き光、黄なる色には黄なる光、赤き色には赤き光、白き色には白き光あり。微妙香潔なり。舎利弗、極楽国土には、かくのごときの功徳 漢文 爾時仏告 長老舎利弗、従是西方、過十万億仏土、有世界、名曰極楽。其土有仏、号阿弥陀。今現在説法。舎利弗、彼土何故 名為極楽。其国衆生、無有衆苦、但受諸楽、故名極楽。又舎利弗、極楽国土、七重欄楯 七重羅網 七重行樹。皆是四宝、周帀囲繞。是故彼国、名曰極楽。又舎利弗、極楽国土、有七宝池。八功徳水 充満其中。池底純以 金沙布地。四辺階道、金銀瑠璃 玻瓈合成。上有楼閣、亦以金銀瑠璃 玻瓈硨磲 赤珠碼碯、而厳飾之。池中蓮華、大如車輪。青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光。微妙香潔。舎利弗、極楽 紙面画像を印刷 前のページ p126 次のページ 第二版p136・137へ このページの先頭に戻る