巻次 - 127頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 荘厳を成就せり。 また舎利弗、かの仏国土には、常に天の楽を作す。黄金を地とす。昼夜六時に、天の曼陀羅華を雨る。その国の衆生、常に清旦をもって、おのおの衣裓をもって、もろもろの妙華を盛れて、他方の十万億の仏を供養したてまつる。すなわち食時をもって、本国に還り到りて、飯食し経行す。舎利弗、極楽国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。 また次に、舎利弗、かの国には常に種種の奇妙雑色の鳥あり。白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦陵頻伽・共命の鳥なり。このもろもろの衆鳥、昼夜六時に和雅の音を出だす。その音、五根・五力・七菩提分・八聖道分、かくのごときらの法を演暢す。その土の衆生、この音を聞き已りて、みなことごとく仏を念じ、法を念じ、僧を念ず。舎利弗、汝、この鳥は実にこれ罪報の所生なりと謂うことなかれ。所以は何ん。かの仏国土には三悪趣なければなり。舎利弗、その仏国土には、なお三悪道の名なし。何にいわんや実にこのもろもろの衆鳥あらんや。みなこれ阿弥陀仏、法音をして 漢文 国土、成就如是 功徳荘厳。又舎利弗、彼仏国土、常作天楽。黄金為地。昼夜六時、而雨曼陀羅華。其国衆生、常以清旦、各以衣裓、盛衆妙華、供養他方 十万億仏。即以食時、還到本国、飯食経行。舎利弗、極楽国土、成就如是 功徳荘厳。復次舎利弗、彼国常有 種種奇妙 雑色之鳥。白鵠孔雀 鸚鵡舎利 迦陵頻伽 共命之鳥。是諸衆鳥、昼夜六時 出和雅音。其音演暢 五根五力 七菩提分 八聖道分 如是等法。其土衆生、聞是音已、皆悉念仏念法念僧。舎利弗、汝勿謂此鳥 実是罪報所生。所以者何。彼仏国土、無三悪趣。舎利弗、其仏国土、尚無三悪道之名。何 紙面画像を印刷 前のページ p127 次のページ 第二版p137・138へ このページの先頭に戻る