巻次 - 128頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 宣流せしめんと欲して、変化して作したまうところなり。舎利弗、かの仏国土には、微風、もろもろの宝の行樹および宝の羅網を吹き動かすに、微妙の音を出だす。たとえば百千種の楽の同時に倶に作すがごとし。この音を聞く者、みな自然に念仏・念法・念僧の心を生ず。舎利弗、その仏国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。 舎利弗、汝が意において云何。かの仏を何のゆえぞ阿弥陀と号する。舎利弗、かの仏の光明、無量にして、十方の国を照らすに、障碍するところなし。このゆえに号して阿弥陀とす。また舎利弗、かの仏の寿命およびその人民も、無量無辺阿僧祇劫なり、かるがゆえに阿弥陀と名づく。舎利弗、阿弥陀仏、成仏より已来、いまに十劫なり。また舎利弗、かの仏に無量無辺の声聞の弟子あり、みな阿羅漢なり。これ算数の能く知るところにあらず。もろもろの菩薩衆もまたまたかくのごとし。舎利弗、かの仏国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。 漢文 況有実 是諸衆鳥。皆是阿弥陀仏、欲令法音宣流、変化所作。舎利弗、彼仏国土、微風吹動 諸宝行樹 及宝羅網、出微妙音。譬如百千種楽 同時倶作。聞是音者、皆自然生 念仏念法念僧之心。舎利弗、其仏国土、成就如是 功徳荘厳。舎利弗、於汝意云何。彼仏何故 号阿弥陀。舎利弗、彼仏光明無量、照十方国、無所障碍、是故号為阿弥陀。又舎利弗、彼仏寿命 及其人民、無量無辺 阿僧祇劫、故名阿弥陀。舎利弗、阿弥陀仏、成仏已来、於今十劫。又舎利弗、彼仏有無量無辺 声聞弟子、皆阿羅漢。非是算数 之所能知。諸菩薩衆 亦復如是。舎利弗、彼仏国土、成 紙面画像を印刷 前のページ p128 次のページ 第二版p138・139へ このページの先頭に戻る