巻次 - 138頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 土には三悪趣無ければなり。舎利弗。其の仏国土には、尚三悪道の名無し。何に況んや、実に是の諸の衆鳥有らんや。皆是れ阿弥陀仏、法音をして宣流せしめんと欲して、変化して作したまう所なり。舎利弗。彼の仏国土には、微風、諸の宝の行樹、及び宝の羅網を吹き動かすに、微妙の音を出だす。譬えば百千種の楽の、同時に倶に作すが如し。是の音を聞く者、皆自然に念仏・念法・念僧の心を生ず。舎利弗。其の仏国土には、是くの如きの功徳荘厳を成就せり。 舎利弗。汝が意に於いて云何。彼の仏を何の故ぞ阿弥陀と号する。舎利弗。彼の仏の光明、無量にして、十方の国を照らすに、障碍する所無し。是の故に号して阿弥陀とす。又舎利弗。彼の仏の寿命、及び其の人民も、無量無辺阿僧祇劫なり。故に阿弥陀と名づく。舎利弗。阿弥陀仏、成仏より已来、今に十劫なり。又舎利弗。彼の仏に無量無辺 漢文 鳥◦実是罪報所生。所以者何。彼仏国土。無三悪趣。舎利弗。其仏国土。尚無三悪道之名。何況有実。是諸衆鳥。皆是阿弥陀仏。欲令法音宣流。変化所作。舎利弗。彼仏国土。微風吹動◦諸宝行樹◦及宝羅網。出微妙音。譬如百千種楽◦同時倶作。聞是音者。皆自然生◦念仏念法念僧之心。舎利弗。其仏国土。成就如是◦功徳荘厳。舎利弗。於汝意云何。彼仏何故◦号阿弥陀。舎利弗。彼仏光明無量。照十方国。無所障碍。是故号為阿弥陀。又舎利弗。彼仏寿命。及其人民。無量無辺。阿僧祇劫。故名阿弥陀。舎利弗。阿弥陀仏。成仏已来。於今十 紙面画像を印刷 前のページ p138 次のページ 初版p127・128へ このページの先頭に戻る