巻次 行 160頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 吾等が類、この徳を得ん。 もろもろのこの刹に好きところを獲ん。無量覚、この決を授けん。 我、前世に本願あり。一切の人、法を説くを聞かば、 みなことごとく我が国に来生せん。吾が願ずるところ、みな具足せん。 もろもろの国より来生せん者、みなことごとくこの間に来到して、 一生に不退転を得ん。速やかに疾く超えて、すなわち、 安楽国の世界に到るべし。無量光明土に至りて、 無数の仏を供養せん。この功徳あるにあらざる人は、 この経の名を聞くことを得ず。ただ清浄に戒を有てる者、 いまし還りてこの正法を聞く。悪と憍慢と蔽と懈怠のものは、 もってこの法を信ずること難し。宿世の時、仏を見たてまつれる者、 楽んで世尊の教を聴聞せん。人の命、まれに得べし。 仏、世にましませども、はなはだ値いがたし。信慧ありて致るべからず。 もし聞見せば、精進して求めよ。この法を聞きて忘れず、 すなわち見て敬い、得て大きに慶ばば、すなわち我が善き親厚なり。 これをもってのゆえに道意を発せよ。たとい世界に満てらん火にも、 この中を過ぎて法を聞くことを得ば、 紙面画像を印刷 前のページ p160 次のページ 第二版p172・173へ このページの先頭に戻る