巻次 行 172頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 阿闍世王太子及び五百の長者子、無量清浄仏の二十四願を聞きて、皆、大きに歓喜し踊躍して心中に倶に願じて言わく、「我等復た作仏せん時、皆、無量清浄仏の如くならしめん」と。 仏則ち之を知ろしめして、諸の比丘僧に告げたまわく、「是の阿闍世王太子及び五百長者子、後、無央数劫を却りて、皆、当に作仏して無量清浄仏の如くなるべし」と。 仏の言わく、「是の阿闍世王太子・五百長者子、菩薩の道を作して以来、無央数劫に、皆各おの四百億仏を供養し已りて、今復た来たりて我を供養せり。是の阿闍世王太子及び五百人等、皆、前世に迦葉仏の時、我が為に弟子と作れりき。今、皆復た会して、是れ共に相値えるなり。」則ち諸の比丘僧、仏の言を聞きて、皆、心踊躍して歓喜せざる者莫けんと。乃至是くの如きの人、仏の名を聞きて、快安穏にして大利を得ん。吾等が類、是の徳を得ん。諸の此の刹に好き所を獲ん。無量覚、其の決を授けん。我、前世に本願有り。一切人、法を説くを聞かば、皆悉く我が国に来生せん。吾が願ずる所、皆具足せん。衆の国より来生せん者、皆悉く此の間に来到して、一生に不退転を得ん。速やかに疾く超えて、便ち安楽国の世界に到るべし。無量光明土に至りて、無数の仏を供養せん。 紙面画像を印刷 前のページ p172 次のページ 初版p159・160へ このページの先頭に戻る