巻次 巻上 30頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 世界もまた不可思議なり。そのもろもろの衆生、功徳善力をもって行業の地に住す。かるがゆえによく爾るまくのみ」と。阿難、仏に白さく、「我この法を疑わず。但将来の衆生の、その疑惑を除かんと欲うがためのゆえに、この義を問いたてまつる」と。 仏、阿難に告げたまわく、「無量寿仏の威神光明、最尊第一にして、諸仏の光明及ぶこと能わざるところなり。あるいは仏の光の百仏世界を照らすあり。あるいは千仏世界なり。要を取りてこれを言わば、すなわち東方恒沙の仏刹を照らす。南西北方・四維・上下も、またまたかくのごとし。あるいは仏の光の七尺を照らすあり。あるいは一由旬・二・三・四・五由旬を照らす。かくのごとく転た倍して、乃至、一仏刹土を照らす。このゆえに無量寿仏を、無量光仏・無辺光仏・無碍光仏・無対光仏・焰王光仏・清浄光仏・歓喜光仏・智慧光仏・不断光仏・難思光仏・無称光仏・超日月光仏と号す。それ衆生ありて、この光に遇えば、三垢消滅し、身意柔軟にして、歓喜踊躍し善心を焉に生ず。もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、みな休息することを 漢文 之地。故能爾耳。阿難白仏。我不疑此法。但為将来衆生 欲除其疑惑 故問斯義。仏告阿難。無量寿仏 威神光明、最尊第一、諸仏光明 所不能及。或有仏光 照百仏世界。或千仏世界。取要言之、乃照東方 恒沙仏刹。南西北方 四維上下、亦復如是。或有仏光 照于七尺。或照一由旬 二三四五由旬。如是転倍、乃至照於一仏刹土。是故無量寿仏、号無量光仏 無辺光仏 無碍光仏 無対光仏 焰王光仏 清浄光仏 歓喜光仏 智慧光仏 不断光仏 難思光仏 無称光仏 超日月光仏。其有衆生、遇斯光者、三垢消滅、身意柔軟、歓喜踊 紙面画像を印刷 前のページ p30 次のページ 第二版p31・32へ このページの先頭に戻る