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「一の譬喩を説きて信心を守護して、もって外邪異見の難を防がん」と。
「この道、東の岸より西の岸に至るまでまた長さ百歩なり。」文
百歩とは、人寿百歳に譬うるなり。
「群賊悪獣」とは、
群賊は、別解・別行・異見・異執・悪見・邪心・定散自力の心なり。
悪獣は、六根・六識・六塵・五陰・四大なり。
「常に悪友に随う」というは、
悪友は、善友に対す、雑毒虚仮の人なり。
「無人空迥の沢と言うは、悪友なり、真の善知識に値わざるなり。」
真の言は、仮に対し偽に対す。
善知識は、悪知識に対するなり。
「説一譬喩守護信心以防外邪異見之難
此道従東岸至西岸亦長百歩」文
百歩者譬人寿百歳也
群賊悪獣者
群賊者 別解・別行・異見・異執・悪見・邪心・定散自力之心也
悪獣者 六根・六識・六塵・五陰・四大也
常随悪友者
悪友者 対善友、雑毒虚仮之人也
言無人空迥沢者 悪友也、不値真善知識也
真言 対仮、対偽
善知識者 対悪知識也
