巻次 浄土 484頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 7無碍光仏のひかりには清浄歓喜智慧光その徳不可思議にして十方諸有を利益せり8至心信楽欲生と十方諸有をすすめてぞ不思議の誓願あらわして真実報土の因とする9真実信心うるひとはすなわち定聚のかずにいる不退のくらいにいりぬればかならず滅度にいたらしむ10弥陀の大悲ふかければ仏智の不思議をあらわして変成男子の願をたて女人成仏ちかいたり11至心発願欲生と十方衆生を方便し衆善の仮門ひらきてぞ現其人前と願じける12臨終現前の願により釈迦は諸善をことごとく観経一部にあらわして定散諸機をすすめけり13諸善万行ことごとく至心発願せるゆえに往生浄土の方便の善とならぬはなかりけり14至心回向欲生と十方衆生を方便し名号の真門ひらきてぞ不果遂者と願じける15果遂の願によりてこそ釈迦は善本徳本を弥陀経にあらわして一乗の機をすすめける16定散自力の称名は果遂のちかいに帰してこそおしえざれども自然に真如の門に転入する17安楽浄土をねがいつつ他力の信をえぬひとは仏智不思議をうたがいて辺地懈慢にとまるなり18如来の興世にあいがたく諸仏の経道ききがたし菩薩の勝法きくことも無量劫にもまれらなり 紙面画像を印刷 前のページ p484 次のページ 第二版p579・580へ このページの先頭に戻る