巻次 - 139頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 察す、三つにはかの諸菩薩の荘厳功徳を観察す。いかんが回向する。一切苦悩の衆生を捨てずして、心に常に作願す、回向を首として大悲心を成就することを得たまえるがゆえに。 (第三・観行体相)いかんがかの仏国土の荘厳功徳を観察する。かの仏国土の荘厳功徳は、不可思議力を成就せるがゆえに、かの摩尼如意宝性の相似し相対の法なるがごときのゆえに。かの仏国土の荘厳功徳成就を観察すというは、十七種あり、知るべし。なんらか十七。一つには荘厳清浄功徳成就、二つには荘厳量功徳成就、三つには荘厳性功徳成就、四つには荘厳形相功徳成就、五つには荘厳種種事功徳成就、六つには荘厳妙色功徳成就、七つには荘厳触功徳成就、八つには荘厳三種功徳成就、九つには荘厳雨功徳成就、十には荘厳光明功徳成就、十一には荘厳妙声功徳成就、十二には荘厳主功徳成就、十三には荘厳眷属功徳成就、十四には荘厳受用功徳成就、十五には荘厳無諸難功徳成就、十六には荘厳大義門功徳成就、十七には荘厳一切所求満足功徳成就なり。 荘厳清浄功徳成就とは、偈に「観彼世界相 勝過三界道」と言えるがゆえに。荘厳量功徳成就とは、偈に「究竟如虚空 広大無辺際」と言えるがゆえに。荘厳性功徳成就とは、偈に「正道大慈悲 出世善根生」と言えるがゆえに。荘厳形相功徳成就とは、偈に「浄光明満足 如鏡日月輪」と言えるがゆえに。荘厳種種事功徳成就とは、偈に「備諸珍宝性 具足妙荘厳」と言えるがゆえに。荘厳妙色功徳成就とは、偈に「無垢光炎熾 明浄曜世間」と言えるがゆえに。荘厳触功徳成就とは、偈に「宝性功徳草 柔軟左右旋 触者生勝楽 過迦旃隣陀」と言えるがゆえに。荘厳三種功徳成就とは、三種の事あり、知るべし。なんらか三種。一つ 紙面画像を印刷 前のページ p139 次のページ 第二版p149・150へ このページの先頭に戻る