巻次 巻上 15頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 なりき。」時に法蔵比丘、二百一十億の諸仏妙土の清浄の行を摂取しき。かくのごとく修し已りてかの仏の所に詣でて、稽首し足を礼して、仏を繞ること三帀して、合掌して住して、仏に白して言さく、「世尊、我すでに荘厳仏土の清浄の行を摂取しつ」と。 仏、比丘に告げたまわく、「汝、今説くべし。宜しく知るべし。これ時なり。一切の大衆を発起し悦可せしめよ。菩薩聞き已りてこの法を修行して、縁として無量の大願を満足することを致さん。」 比丘、仏に白さく、「唯聴察を垂れたまえ。我が所願のごとく当に具にこれを説くべし。一 たとい我、仏を得んに、国に地獄・餓鬼・畜生あらば、正覚を取らじ。二 たとい我、仏を得んに、国の中の人天、寿終わりての後、また三悪道に更らば、正覚を取らじ。三 たとい我、仏を得んに、国の中の人天、ことごとく真金色ならずんば、正覚を取らじ。四 たとい我、仏を得んに、国の中の人天、形色不同にして、好 漢文 妙土 清浄之行。如是修已、詣彼仏所、稽首礼足、繞仏三帀、合掌而住、白仏言世尊、我已摂取 荘厳仏土 清浄之行。仏告比丘。汝今可説。宜知是時。発起悦可 一切大衆。菩薩聞已、修行此法、縁致満足 無量大願。比丘白仏。唯垂聴察。如我所願、当具説之。設我得仏、国有地獄餓鬼畜生者、不取正覚。設我得仏、国中人天、寿終之後、復更三悪道者、不取正覚。設我得仏、国中人天、不悉真金色者、不取正覚。設我得仏、国中人天、形色不同、有好 紙面画像を印刷 前のページ p15 次のページ 第二版p15~17へ このページの先頭に戻る