巻次 行 199頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 とに依る。願もって力を成ず、力もって願に就く。願、徒然ならず、力、虚設ならず。力・願相符うて畢竟じて差わず。かるがゆえに成就と曰う。 また曰わく、「海」とは、言うこころは、仏の一切種智、深広にして涯なし、二乗雑善の中下の屍骸を宿さず、これを海のごとしと喩う。このゆえに「天人不動衆 清浄智海生」と言えり。「不動」とは、言うこころは、かの天人、大乗根を成就して傾動すべからざるなり、と。已上 (玄義分)光明師の云わく、我菩薩蔵、頓教と一乗海とに依る。 (般舟讃)また云わく、『瓔珞経』の中には漸教を説けり。万劫、功を修して不退を証す。『観経』・『弥陀経』等の説は、すなわちこれ頓教なり、菩提蔵なり、と。已上 『楽邦文類』に云わく、宗釈禅師(宗暁)の云わく、「睘丹の一粒は鉄を変じて金と成す。真理の一言は悪業を転じて善業と成す」と。已上 しかるに教について、念仏・諸善、比校対論するに、難易対、頓漸対、横竪対、超渉対、順逆対、大小対、多少対、勝劣対、親疎対、近遠対、深浅対、強弱対、重軽対、広狭対、純雑対、俓迂対、捷遅対、通別対、不退退対、直弁因明対、名号定散対、理尽非理尽対、勧無勧対、無間間対、断不断対、相続不続対、無上有上対、上上下下対、思不思議対、因行果徳対、自 漢文 然就教念仏・諸善、比校対論有難易対、頓漸対、横竪対、超渉対、順逆対、大小対、多少対、勝劣対、親疎対、近遠対、深浅対、強弱対、重軽対、広狭対、純雑対、俓迂対、捷遅対、通別対、不退退対、直弁因明対、名号定散対、理尽非 紙面画像を印刷 前のページ p199 次のページ 第二版p220~222へ このページの先頭に戻る