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常に大衆の中にして、 法を説きて師子吼せん。
一切の仏を供養したてまつり、 もろもろの徳本を具足せん。
願慧ことごとく成満して、 三界の雄たることを得たまえり。
仏の無碍の智のごとく、 通達して照らさざることなからん。
願わくは我が功慧の力、 この最勝の尊に等しからん。
この願、もし剋果すべくは、 大千感動すべし。
虚空のもろもろの天人、 当に珍妙の華を雨らすべし。」

 仏、阿難に告げたまわく、「法蔵比丘、この頌を説き已るに、時に応じて普く、地、六種に震動す。天より妙華を雨りて、もってその上に散ず。自然の音楽、空の中にして讃めて言わく、「決定して必ず無上正覚を成るべし」と。ここに法蔵比丘、かくのごときの大願を具足し修満し、誠諦にして虚しからず。世間に超出して深く寂滅を楽う。
 阿難、時にかの比丘、その仏の所、諸天・魔・梵・龍神八部、大衆の中にして、この弘誓を発し、この願を建て已りて、一向に志を専らにして、妙土を荘厳す。修するところの仏国、恢廓広大

漢文

常於大衆中  説法師子吼
供養一切仏  具足衆徳本
願慧悉成満  得為三界雄
如仏無碍智  通達靡不照
願我功慧力  等此最勝尊
斯願若剋果  大千応感動
虚空諸天人  当雨珍妙華

仏告阿難。法蔵比丘 説此頌已、応時普地 六種震動。天雨妙華、以散其上。自然音楽、空中讃言。決定必成 無上正覚。於是法蔵比丘、具足修満 如是大願、誠諦不虚。超出世間、深楽寂滅。阿難時彼比丘、於其仏所、諸天魔梵 龍神八部、大衆之中、発斯弘誓、建此願已、一向専志、荘厳妙土。所修仏国、恢廓広大、超勝独妙。