巻次 信 267頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 如来、一切のために、 常に慈父母と作りたまえり。当に知るべし、もろもろの衆生は、 みなこれ如来の子なり。世尊大慈悲は、 衆のために苦行を修したまうこと、人の鬼魅に着わされて、 狂乱して所為多きがごとし。我いま仏を見たてまつることを得たり。 得るところの三業の善、願わくはこの功徳をもって、 無上道に回向せん。我いま供養するところの 仏・法および衆僧、願わくはこの功徳をもって、 三宝常に世にましまさん。我いま当に獲べきところの 種種のもろもろの功徳、願わくはこれをもって、 衆生の四種の魔を破壊せん。我悪知識に遇うて、 三世の罪を造作せり。いま仏前にして悔ゆ、 願わくは後にまた造ることなからん。願わくはもろもろの衆生、等しく ことごとく菩提心を発せしむ。心を繫けて常に、 十方一切仏を思念せん。また願わくはもろもろの衆生、 永くもろもろの煩悩を破し、了了に仏性を見ること、 猶妙徳のごとくして等しからん、と。 紙面画像を印刷 前のページ p267 次のページ 第二版p303・304へ このページの先頭に戻る