巻次 化末 375頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 これ月の土境なり。羯迦吒迦はこれ辰なり。大徳婆伽婆、かくのごとき天仙七宿・三曜・三天童女、東弗婆提を護持し養育せしむ。大徳婆伽婆、天仙七宿・三曜・三天童女、南閻浮提を護持し養育せしむ。かの天仙七宿は星・張・翼・軫・角・亢・氐なり。三曜は日・辰星・太白星なり。三天童女は〓【shaku_a】訶・迦若・兜羅なり。大徳婆伽婆、かの天仙七宿の中に、星・張・翼はこれ日の土境なり。〓【shaku_a】訶はこれ辰なり。軫・角の二宿はこれ辰星の土境なり。迦若はこれ辰なり。亢・氐の二宿はこれ太白の土境なり。兜羅はこれ辰なり。大徳婆伽婆、かくのごとき天仙七宿・三曜・三天童女、南閻浮提を護持し養育せしむ。大徳婆伽婆、かの天仙七宿・三曜・三天童女、西瞿陀尼を護持し養育せしむ。かの天仙七宿は房・心・尾・箕・斗・牛・女なり。三曜は熒惑星・歳星・鎮星なり。三天童女は毘離支迦・檀〓【dou_a】婆・摩伽羅なり。大徳婆伽婆、かの天仙七宿の中に房・心の二宿はこれ熒惑の土境なり。毘利支迦はこれ辰なり。尾・箕・斗の三宿はこれ歳星の土境なり。檀〓【dou_a】婆はこれ辰なり。牛・女の二宿はこれ鎮星の土境なり。摩伽羅はこれ辰なり。大徳婆伽婆、かくのごとき天仙七宿・三曜・三天童女、西瞿陀尼を護持し養育せしむ。 大徳婆伽婆、この四天下に南閻浮提は最も殊勝なりとす。何をもってのゆえに。閻浮提の人は勇健聡慧にして、梵行、仏に相応す。婆伽婆、中において出世したまう。このゆえに四大天王、ここに倍増してこの閻浮提を護持し養育せしむ。十六の大国あり。いわく、鴦伽摩伽陀国・傍伽摩伽陀国・阿槃多国・支提国なり。この四つの大国は、毘沙門天王、夜叉衆と囲遶して護持し養育せしむ。迦尸国・都薩羅国・婆蹉国・摩羅国、この四つの大国は、提頭頼吒天王、乾闥婆衆と囲遶して護持し養育せしむ。鳩羅婆国・毘時国・槃遮羅国・疎那国、 紙面画像を印刷 前のページ p375 次のページ 第二版p443・444へ このページの先頭に戻る