巻次 化末 374頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 えに、娑婆世界の主・大梵天王に問うて言わまく、「この四天下に、これ誰かよく護持養育を作す」と。時に娑婆世界の主・大梵天王、かくのごときの言を作さく、大徳婆伽婆、兜率陀天王、無量百千の兜率陀天子と共に北欝単越を護持し養育せしむ。他化自在天王、無量百千の他化自在天子と共に東弗婆提を護持し養育せしむ。化楽天王、無量百千の化楽天子と共に南閻浮提を護持し養育せしむ。須夜魔天王、無量百千の須夜魔天子と共に西瞿陀尼を護持し養育せしむ。 大徳婆伽婆、毘沙門天王、無量百千の諸夜叉衆と共に、北欝単越を護持し養育せしむ。提頭頼吒天王、無量百千の乾闥婆衆と共に、東弗婆提を護持し養育せしむ。毘楼勒天王、無量百千の鳩槃荼衆と共に、南閻浮提を護持し養育せしむ。毘楼博叉天王、無量百千の龍衆と共に、西瞿陀尼を護持し養育せしむ。 大徳婆伽婆、天仙七宿・三曜・三天童女、北欝単越を護持し養育せしむ。かの天仙七宿は虚・危・室・壁・奎・婁・胃なり。三曜は鎮星・歳星・熒惑星なり。三天童女は鳩槃・弥那・迷沙なり。大徳婆伽婆、かの天仙七宿の中に虚・危・室の三宿は、これ鎮星の土境なり。鳩槃はこれ辰なり。壁・奎の二宿は、これ歳星の土境なり。弥那はこれ辰なり。婁・胃の二宿は、これ熒惑の土境なり。迷沙はこれ辰なり。大徳婆伽婆、かくのごとき天仙七宿・三曜・三天童女、北欝単越を護持し養育せしむ。大徳婆伽婆、天仙七宿・三曜・三天童女、東弗婆提を護持し養育せしむ。かの天仙七宿は昴・畢・觜・参・井・鬼・柳なり。三曜は太白星・歳星・月なり。三天童女は毘利沙・弥偸那・羯迦吒迦なり。大徳婆伽婆、かの天仙七宿の中に昴・畢の二宿はこれ太白の土境なり。毘利沙はこれ辰なり。觜・参・井の三宿はこれ歳星の土境なり。弥偸那はこれ辰なり。鬼・柳の二宿は 紙面画像を印刷 前のページ p374 次のページ 第二版p442・443へ このページの先頭に戻る