巻次 巻上 38頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 に意に随う。神を開き体を悦ばしむ。心垢を蕩除して、清明澄潔にして、浄きこと、形なきがごとし。宝沙映徹して、深きをも照らさざることなけん。微瀾回流して転た相灌注す。安詳にして徐く逝きて、遅からず疾からず。波揚りて無量なり。自然の妙声、その所応に随いて聞えざる者なけん。あるいは仏の声を聞き、あるいは法の声を聞き、あるいは僧の声を聞く。あるいは寂静の声、空無我の声、大慈悲の声、波羅蜜の声、あるいは十力・無畏・不共法の声、諸通慧の声、無所作の声、不起滅の声、無生忍の声、乃至、甘露灌頂、もろもろの妙法の声、かくのごときらの声、その所聞に称いて、歓喜すること無量なり。清浄・離欲・寂滅・真実の義に随順し、三宝・力・無所畏・不共の法に随順し、通慧、菩薩・声聞所行の道に随順し、三塗苦難の名あることなし。但自然快楽の音あり。このゆえにその国を名づけて安楽と曰う。 漢文 然灌身。欲令還復、水輒還復。調和冷煖、自然随意。開神悦体。蕩除心垢、清明澄潔、浄若無形。宝沙映徹、無深不照。微瀾回流、転相灌注。安詳徐逝、不遅不疾。波揚無量。自然妙声、随其所応、莫不聞者。或聞仏声、或聞法声、或聞僧声、或寂静声、空無我声、大慈悲声、波羅蜜声、或十力無畏不共法声、諸通慧声、無所作声、不起滅声、無生忍声、乃至甘露灌頂、衆妙法声、如是等声、称其所聞、歓喜無量。随順清浄 離欲寂滅 真実之義、随順三宝力無所畏 不共之法、随順通慧、菩薩声聞 所行之道、無有三塗 苦難之名。但有自然 快楽之音。是故其国 名曰安楽。 紙面画像を印刷 前のページ p38 次のページ 第二版p40・41へ このページの先頭に戻る