巻次 巻上 40頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 水即ち足を没す。膝に至らしめんと欲えば、即ち膝に至る。腰に至らしめんと欲えば、水即ち腰に至る。頸に至らしめんと欲えば、水即ち頸に至る。身に灌がしめんと欲えば、自然に身に灌ぐ。還復せしめんと欲えば、水輒ち還復す。調和冷煖にして、自然に意に随う。神を開き体を悦ばしむ。心垢を蕩除して、清明澄潔にして、浄きこと、形無きが若し。宝沙映徹して、深きをも照らさざること無けん。微瀾回流して転た相灌注す。安詳にして徐く逝きて、遅からず疾からず。波揚りて無量なり。自然の妙声、其の所応に随いて聞こえざる者莫けん。或いは仏の声を聞き、或いは法の声を聞き、或いは僧の声を聞く。或いは寂静の声、空無我の声、大慈悲の声、波羅蜜の声、或いは十力・無畏・不共法の声、諸通慧の声、無所作の声、不起滅の声、無生忍の声、乃至甘露灌頂・衆の妙法の声、是くの如き等の声、其の所聞に称いて、歓喜すること無量なり。清浄・離欲・寂滅・真実の義に随順し、三宝・力・無所 漢文 衆。若入宝池。意欲令水没足。水即没足。欲令至膝。即至于膝。欲令至腰。水即至腰。欲令至頸。水即至頸。欲令灌身。自然灌身。欲令還復。水輒還復。調和冷煖。自然随意。開神悦体。蕩除心垢。清明澄潔。浄若無形。宝沙映徹。無深不照。微瀾回流。転相灌注。安詳徐逝。不遅不疾。波揚無量。自然妙声。随其所応。莫不聞者。或聞仏声。或聞法声。或聞僧声。或寂静声。空無我声。大慈悲声。波羅蜜声。或十力無畏◦不共法声。諸通慧声。無所作声。不起滅声。無生忍声。乃至甘露灌頂◦衆妙法声。如是等声。称其所聞。歓喜無量。随順 紙面画像を印刷 前のページ p40 次のページ 初版p37・38へ このページの先頭に戻る