巻次 巻上 41頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 畏・不共の法に随順し、通慧、菩薩・声聞所行の道に随順し、三塗苦難の名有ること無し。但自然快楽の音有り。是の故に其の国を名づけて安楽と曰う。 阿難。彼の仏国土に諸の往生する者は、是くの如きの清浄の色身、諸の妙音声、神通功徳を具足す。処する所の宮殿・衣服・飲食・衆の妙華香・荘厳の具、猶し第六天の自然の物のごとし。若し食せんと欲う時は、七宝の鉢器、自然に前に在り。金・銀・瑠璃・硨磲・碼碯・珊瑚・琥珀・明月・真珠、是くの如きの諸の鉢、意に随いて至る。百味の飲食、自然に盈満す。此の食有りと雖も、実に食する者無し。但、色を見、香を聞ぐに、意に食を為すと以えり。自然に飽足す。身心柔軟にして、味著する所無し。事已れば化して去る。時至れば復た現ず。彼の仏国土は清浄安穏にして微妙快楽なり。無為泥洹の道に次 漢文 清浄◦離欲寂滅◦真実之義。随順三宝力無所畏◦不共之法。随順通慧◦菩薩声聞◦所行之道。無有三塗◦苦難之名。但有自然◦快楽之音。是故其国。名曰安楽。阿難彼仏国土。諸往生者。具足如是◦清浄色身◦諸妙音声◦神通功徳。所処宮殿。衣服飲食。衆妙華香。荘厳之具。猶第六天◦自然之物。若欲食時。七宝鉢器。自然在前。金銀瑠璃。硨磲碼碯。珊瑚琥珀。明月真珠。如是諸鉢。随意而至。百味飲食。自然盈満。雖有此食。実無食者。但見色聞香。意以為食。自然飽足。身心柔軟。無所味著。事已化去。時至復現。彼仏国土。清浄安穏。微妙快楽。 紙面画像を印刷 前のページ p41 次のページ 初版p38・39へ このページの先頭に戻る