巻次
-
462頁
表示設定
ブックマーク
表示設定
文字サイズ
書体
  • ゴシック
  • 明朝
カラー
テキスト情報
本文
漢文
画像情報
画像情報
本文

何等をか名づけて五念門とすると。礼と讃と作願と観察と回となり。
いかんが礼拝する、身業に礼したまいき。阿弥陀仏正遍知、
もろもろの群生を善巧方便して、安楽国に生ぜん意をなさしめたまうがゆえなり。
すなわちこれを第一門に入ると名づく、またこれを名づけて近門に入るとす。
いかんが讃嘆する、口業をして讃じたまいき。名義に随順して仏名を称せしむ。
如来の光明智相に依って、実のごとく修し相応せしめんと欲すがゆえに。
すなわちこれ無碍光如来の、摂取・選択の本願なるがゆえに。
これを名づけて第二門に入るとす。すなわち大会衆の数に入ることを獲るなり。
いかんが作願する、心に常に願じたまいき。一心に専念して彼に生まれんと願ぜしむ。
蓮華蔵世界に入ることを得。実のごとく奢摩他を修せしめんと欲すなり。
これを名づけて第三門に入るとす。またこれを名づけて宅門に入るとす。
いかんが観察する、智慧をして観じたまいき。正念に彼を観ぜ

漢文

何等名為五念門 礼讃作願観察回
云何礼拝身業礼阿弥陀仏正遍知
善巧方便諸群生為生安楽国意故
即是名入第一門 亦是名為入近門
云何讃嘆口業讃随順名義称仏名
依如来光明智相欲如実修相応故
則斯無碍光如来摂取選択本願故
是名為入第二門即獲入大会衆数
云何作願心常願一心専念願生彼
得入蓮華蔵世界欲如実修奢摩他
是名為入第三門 亦是名為入宅門
云何観察智慧観正念観彼欲