巻次 高僧 491頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 正覚のはなより化生して衆生の願楽ことごとくすみやかにとく満足す5天人不動の聖衆は弘誓の智海より生ず心業の功徳清浄にて虚空のごとく差別なし6天親論主は一心に無碍光に帰命す本願力に乗ずれば報土にいたるとのべたまう7尽十方の無碍光仏一心に帰命するをこそ天親論主のみことには願作仏心とのべたまえ8願作仏の心はこれ度衆生のこころなり度衆生の心はこれ利他真実の信心なり9信心すなわち一心なり一心すなわち金剛心金剛心は菩提心この心すなわち他力なり10願土にいたればすみやかに無上涅槃を証してぞすなわち大悲をおこすなりこれを回向となづけたり已上天親菩薩曇鸞和尚 付釈文 三十四首1本師曇鸞和尚は菩提流支のおしえにて仙経ながくやきすてて浄土にふかく帰せしめき2四論の講説さしおきて本願他力をときたまい具縛の凡衆をみちびきて涅槃のかどにぞいらしめし3世俗の君子幸臨し勅して浄土のゆえをとう十方仏国浄土なりなにによりてか西にある4鸞師こたえてのたまわくわが身は智慧あさくしていまだ地位にいらざれば念力ひとしくおよばれず5一切道俗もろともに帰すべきところぞさらになき 紙面画像を印刷 前のページ p491 次のページ 第二版p590~592へ このページの先頭に戻る