巻次 高僧 494頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 三者信心相続せず余念間故とのべたまう30三信展転相成す行者こころをとどむべし信心あつからざるゆえに決定の信なかりけり31決定の信なきゆえに念相続せざるなり念相続せざるゆえ決定の信をえざるなり32決定の信をえざるゆえ信心不淳とのべたまう如実修行相応は信心ひとつにさだめたり33万行諸善の小路より本願一実の大道に帰入しぬれば涅槃のさとりはすなわちひらくなり34本師曇鸞大師をば梁の天子蕭王はおわせしかたにつねにむき鸞菩薩とぞ礼しける已上曇鸞和尚道綽禅師 付釈文 七首1本師道綽禅師は聖道万行さしおきて唯有浄土一門を通入すべきみちととく2本師道綽大師は涅槃の広業さしおきて本願他力をたのみつつ五濁の群生すすめしむ3末法五濁の衆生は聖道の修行せしむともひとりも証をえじとこそ教主世尊はときたまえ4鸞師のおしえをうけつたえ綽和尚はもろともに在此起心立行は此是自力とさだめたり5濁世の起悪造罪は暴風駛雨にことならず諸仏これらをあわれみてすすめて浄土に帰せしめり6一形悪をつくれども専精にこころをかけしめてつねに念仏せしむれば 紙面画像を印刷 前のページ p494 次のページ 第二版p596・597へ このページの先頭に戻る