巻次 高僧 499頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 上皇群臣尊敬し京夷庶民欽仰す10承久の太上法皇は本師源空を帰敬しき釈門儒林みなともにひとしく真宗に悟入せり11諸仏方便ときいたり源空ひじりとしめしつつ無上の信心おしえてぞ涅槃のかどをばひらきける12真の知識にあうことはかたきがなかになおかたし流転輪回のきわなきは疑情のさわりにしくぞなき13源空光明はなたしめ門徒につねにみせしめき賢哲愚夫もえらばれず豪貴鄙賤もへだてなし14命終その期ちかづきて本師源空のたまわく往生みたびになりぬるにこのたびことにとげやすし15源空みずからのたまわく霊山会上にありしとき声聞僧にまじわりて頭陀を行じて化度せしむ16粟散片州に誕生して念仏宗をひろめしむ衆生化度のためにとてこの土にたびたびきたらしむ17阿弥陀如来化してこそ本師源空としめしけれ化縁すでにつきぬれば浄土にかえりたまいにき18本師源空のおわりには光明紫雲のごとくなり音楽哀婉雅亮にて異香みぎりに暎芳す19道俗男女預参し卿上雲客群集す頭北面西右脇にて如来涅槃の儀をまもる20本師源空命終時建暦第二壬申歳初春下旬第五日浄土に還帰せしめけり已上源空聖人已上七高僧和讃 一百十七首 紙面画像を印刷 前のページ p499 次のページ 第二版p604~606へ このページの先頭に戻る