巻次 高僧 604頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 (3)善導源信すすむとも本師源空ひろめずは片州濁世のともがらはいかでか真宗をさとらまし(4)曠劫多生のあいだにも出離の強縁しらざりき本師源空いまさずはこのたびむなしくすぎなまし(5)源空三五のよわいにて無常のことわりさとりつつ厭離の素懐をあらわして菩提のみちにぞいらしめし(6)源空智行の至徳には聖道諸宗の師主もみなもろともに帰せしめて一心金剛の戒師とす(7)源空存在せしときに金色の光明はなたしむ禅定博陸まのあたり拝見せしめたまいけり(8)本師源空の本地をば世俗のひとびとあいつたえ綽和尚と称せしめあるいは善導としめしけり(9)源空勢至と示現しあるいは弥陀と顕現す上皇群臣尊敬し京夷庶民欽仰す(10)承久の太上法皇は本師源空を帰敬しき釈門儒林みなともにひとしく真宗に悟入せり 紙面画像を印刷 前のページ p604 次のページ 初版p498・499へ このページの先頭に戻る