巻次
高僧
605頁
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(11)諸仏方便ときいたり

源空ひじりとしめしつつ
無上の信心おしえてぞ
涅槃のかどをばひらきける

(12)真の知識にあうことは

かたきがなかになおかたし
流転輪回のきわなきは
疑情のさわりにしくぞなき

(13)源空光明はなたしめ

門徒につねにみせしめき
賢哲愚夫もえらばれず
豪貴鄙賤もへだてなし

(14)命終その期ちかづきて

本師源空のたまわく
往生みたびになりぬるに
このたびことにとげやすし

(15)源空みずからのたまわく

霊山会上にありしとき