巻次 行 232頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 光明名号、因縁を顕す。本願の大智海に開入すれば、行者、正しく金剛心を受けしめ、慶喜の一念相応して後、韋提と等しく三忍を獲、即ち法性の常楽を証せしむといえり。源信、広く一代の教を開きて、偏に安養に帰して一切を勧む。専雑の執心、浅深を判じて、報・化二土、正しく弁立せり。極重の悪人は、唯、仏を称すべし。我亦彼の摂取の中に在れども、煩悩、眼を障えて見ずと雖も、大悲倦きこと無くして常に我を照らしたまうといえり。本師源空は仏教に明らかにして、善悪の凡夫人を憐愍せしむ。真宗の教証、片州に興ず。選択本願、悪世に弘む。生死輪転の家に還来ることは、決するに疑情を以て所 漢文 光明名号顕因縁 開入本願大智海行者正受金剛心 慶喜一念相応後与韋提等獲三忍 即証法性之常楽源信広開一代教 偏帰安養勧一切専雑執心判浅深 報化二土正弁立極重悪人唯称仏 我亦在彼摂取中煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我本師源空明仏教 憐愍善悪凡夫人真宗教証興片州 選択本願弘悪世還来生死輪転家 決以疑情為所止 紙面画像を印刷 前のページ p232 次のページ 初版p207へ このページの先頭に戻る