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て浄土の真証を貶す、定散の自心に迷うて金剛の真信に昏し。
 爰に愚禿釈の親鸞、諸仏如来の真説に信順して、論家・釈家の宗義を披閲す。広く三経の光沢を蒙りて、特に一心の華文を開く。且く疑問を至して、遂に明証を出だす。誠に仏恩の深重なるを念じて、人倫の哢言を恥じず。浄邦を欣う徒衆、穢域を厭う庶類、取捨を加うと雖も、毀謗を生ずること莫かれと。

至心信楽の願 正定聚の機


顕浄土真実信文類三

愚禿釈親鸞集


 謹んで往相の回向を案ずるに、大信有り。
 大信心は則ち是れ、長生不死の神方、欣浄厭穢の

漢文

土真証、迷定散自心昏金剛真信。
爰愚禿釈親鸞、信順諸仏如来真説、披閲論家釈家宗義。広蒙三経光沢、特開一心華文。且至疑問遂出明証。誠念仏恩深重、不恥人倫哢言。欣浄邦徒衆厭穢域庶類、雖加取捨、莫生毀謗矣。
至心信楽之願 正定聚之機


謹案往相回向有大信。
大信心者則是長生不死之神方、欣浄厭穢之