巻次 信 238頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 諸の聖尊の重愛を獲るなり。 至心信楽の本願の文、『大経』に言わく、「設い我、仏を得たらんに、十方の衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて乃至十念せん。若し生まれざれば、正覚を取らじと。唯、五逆と誹謗正法を除く」と。已上 『無量寿如来会』に言わく、「若し我、無上覚を証得せん時、余仏の刹の中の諸の有情類、我が名を聞き已りて、所有の善根、心心に回向せしむ。我が国に生まれんと願じて乃至十念せん。若し生まれずは、菩提を取らじと。唯、無間悪業を造り正法及び諸の聖人を誹謗せんをば除く」と。已上 本願成就の文、『経』(大経)に言わく、「諸有衆生、其の名号を聞きて信心歓喜せんこと乃至一念せん。至心に回向せしめたまえり。彼の国に生まれんと願ずれば、即ち往生を得、不退転に住せん。唯、五逆と誹謗正法とをば除く」と。已上 『無量寿如来会』に言わく 菩提流支、「他方の仏国の所有の有情、無量寿如来の名号を聞きて、能く一念浄信を発して歓喜せしめ、所有の善根回向したまえるを愛楽して無量寿国に生まれんと願ぜば、願に随いて皆生まれ、不退転乃至無上正等菩提を得んと。五無間・誹謗正法及び謗聖者を除く」と。已上 又言わく(大経)、「法を聞きて能く忘れず、見て敬い得て大きに慶ばば、則ち我が善き親友な 漢文 諸聖尊重愛也。 紙面画像を印刷 前のページ p238 次のページ 初版p212へ このページの先頭に戻る