巻次
真仏土
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朝暮に常に其の光好を称誉して心を至して断絶せざれば、心の所願に在りて阿弥陀仏国に往生す」と。」已上
 『不空羂索神変真言経』に言わく、「汝当生の処は、是れ阿弥陀仏の清浄報土なり。蓮華より化生して常に諸仏を見たてまつる。諸の法忍を証せん。寿命無量百千劫数ならん。直ちに阿耨多羅三藐三菩提に至る。復た退転せず。我、常に祐護す」と。已上
 『涅槃経』(四相品)に言わく、「「又、解脱は名づけて「虚無」と曰う。虚無即ち是れ解脱なり。解脱即ち是れ如来なり。如来即ち是れ虚無なり。非作の所作なり。乃至 真解脱は不生不滅なり。是の故に解脱即ち是れ如来なり。如来、亦爾なり。不生・不滅・不老・不死・不破・不壊にして、有為の法に非ず。是の義を以ての故に名づけて「如来入大涅槃」と曰う。乃至 又、解脱は「無上上」と名づく。乃至 無上上は即ち真解脱なり。真解脱は即ち是れ如来なり。乃至 若し阿耨多羅三藐三菩提を成ずることを得已りて、無愛無疑なり。無愛無疑は即ち真解脱なり。真解脱は即ち是れ如来なり。乃至 如来は即ち是れ涅槃なり。涅槃は即ち是れ無尽なり。無尽は即ち是れ仏性なり。仏性は即ち是れ決定なり。決定は即ち是れ阿耨多羅三藐三菩提なり」と。
 迦葉菩薩、仏に白して言さく、「世尊。若し涅槃と仏性と決定と如来と、是れ一義名ならば、云何ぞ説きて「三帰依有り」と言えるや」と。
 仏、迦葉に告げたまわく、「善男子。一切衆生、生死を怖畏するが故に三帰を求む。三帰を以て