巻次
化末
435頁
表示設定
ブックマーク
表示設定
文字サイズ
書体
  • ゴシック
  • 明朝
カラー
テキスト情報
本文
漢文
画像情報
画像情報
本文

顕浄土方便化身土文類六

愚禿釈親鸞集


 夫れ、諸の修多羅に拠りて真偽を勘決して、外教邪偽の異執を教誡せば、

 『涅槃経』(如来性品)に言わく、「仏に帰依せば、終に更た其の余の諸天神に帰依せざれ」と。略出
 『般舟三昧経』に言わく、「優婆夷、是の三昧を聞きて学ばんと欲わば、乃至 自ら仏に帰命し、法に帰命し、比丘僧に帰命せよ。余道に事うることを得ざれ、天を拝することを得ざれ、鬼神を祠することを得ざれ、吉良日を視ることを得ざれ」と。已上
 又言わく(般舟三昧経)、「優婆夷、三昧を学ばんと欲わば、乃至 天を拝し神を祠祀することを得ざれ」と。略出
 『大乗大方等日蔵経』巻第八「魔王波旬星宿品の第八の二」に言わく、「「爾の時に佉盧虱吒、天衆に告げて言わく、「是の諸の月等、各おの主〓【tou_a】有り。汝、四種の衆生を救済すべし。何者をか四とする。地上の人・諸龍・夜叉・乃至蝎等を救けん。斯くの如きの類、皆悉く之を救けん。

漢文

夫拠諸修多羅勘決真偽、教誡外教邪偽異執者、