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三に応身の土、四に化身の土なり。

報土に就いて三種有り。 一に弥陀、二に釈迦、

三に十方なり。

弥陀の化土に就いて二種有り。 一に疑城胎宮、

二に懈慢辺地。

本願一乗は、頓極頓速・円融円満の教なれば、絶対不二の教、一実真如の道なりと知るべし。専が中の専なり、頓が中の頓なり、真の中の真なり、円の中の円なり。一乗一実は、大誓願海なり。第一希有の行なり。
金剛の真心は、無碍の信海なりと知るべし。

 『疏』(玄義分)に云わく、「我、菩薩蔵・頓教と一乗海とに依る」といえり。
 『讃』(般舟讃)に云わく、「『瓔珞経』の中には漸教を説く。万劫、功を修して不退を証す。『観経』・『弥陀経』等の説は、即ち是れ頓教と菩薩蔵となり。」文

円頓は、 「円」は円融円満に名づく。

「頓」は頓極頓速に名づく。

二教対 本願一乗海は、頓極頓速・円融円満の教なり。知るべ

漢文

三応身土 四化身土

就報土有三種 一弥陀 二釈迦

三十方

就弥陀化土有二種 一疑城胎宮

二懈慢辺地

本願一乗 頓極頓速円融円満之教者 絶対不二之教一実真如之道也 応知 専中之専 頓中之頓 真中之真 円中之円 一乗一実 大誓願海 第一希有之行也
金剛真心 無碍信海 応知


円頓者 円名円融円満

頓名頓極頓速

二教対 本願一乗海 頓極頓速円融円満之教