巻次 巻上 6頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 て、此の中下に於いて滅度を現ずれども、亦所作無し、亦所有無し。起せず滅せず、平等の法を得たり。無量の総持・百千の三昧を具足し成就す。諸根・智慧、広普寂定にして、深く菩薩の法蔵に入る。仏の華厳三昧を得、一切の経典を宣暢し演説す。深定門に住して悉く現在の無量の諸仏を覩たてまつる。一念の頃に周遍せざること無し。諸の劇難と諸の閑・不閑とを済いて、真実の際を分別し顕示す。諸の如来の弁才の智を得、衆の言音を入って、一切を開化す。世間の諸の所有の法に超過して、心常に諦らかに度世の道に住す。一切の万物に於いて意に随いて自在なり。諸の庶類の為に請せざる友と作る。群生を荷負して、之を重担とす。如来の甚深の法蔵を受持し、仏の種性を護りて常に絶えざらしむ。大悲を興して衆生を愍み、慈弁を演べ、法眼を授く。三趣を杜ぎて、善門を開く。請せざる法を以て諸の黎庶に施すこと、純孝の子の、父母を愛敬するが如し。諸の衆生に於いて、視 漢文 顕示三乗。於此中下。而現滅度。亦無所作。亦無所有。不起不滅。得平等法。具足成就◦無量総持◦百千三昧。諸根智慧。広普寂定。深入菩薩法蔵。得仏華厳三昧。宣暢演説◦一切経典。住深定門。悉覩現在◦無量諸仏。一念之頃。無不周遍。済諸劇難◦諸閑不閑。分別顕示◦真実之際。得諸如来◦弁才之智。入衆言音。開化一切。超過世間◦諸所有法。心常諦住◦度世之道。於一切万物。而随意自在。為諸庶類。作不請之友。荷負群生。為之重担。受持如来◦甚深法蔵。護仏種性。常使不絶。興大悲愍衆生。演慈弁授法眼。杜三趣開善門。以不請之法。施諸黎庶。如純 紙面画像を印刷 前のページ p6 次のページ 初版p5・6へ このページの先頭に戻る