巻次 巻下 61頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 無し。無量の諸仏を恭敬し供養して、常に諸仏の為に共に称歎せらる。菩薩の諸波羅蜜を究竟し、空・無相・無願三昧、不生不滅諸の三昧門を修す。声聞・縁覚の地を遠離せり。阿難。彼の諸の菩薩、是くの如きの無量の功徳を成就せり。我、但汝が為に略して之を説くならくのみ。若し広く説かば、百千万劫に窮尽すること能わじ。」 仏、弥勒菩薩・諸の天人等に告げたまわく、「無量寿国の声聞・菩薩、功徳・智慧、称説すべからず。又其の国土は微妙・安楽にして清浄なること此くの若し。何ぞ力めて善を為して、道の自然なることを念いて、上下無く洞達して辺際無きことを著さざらん。宜しく各おの勤めて精進して、努力自ら之を求むべし。必ず超絶して去ることを得て、安養国に往生せよ。横に五悪趣を截りて、悪趣自然に閉じん。道に昇ること窮極無し。往き易くして人無し。其の国逆違せず。自然の牽く所なり。何ぞ世事を棄てて勤 漢文 等者。恭敬供養◦無量諸仏。常為諸仏。所共称歎。究竟菩薩◦諸波羅蜜。修空無相◦無願三昧◦不生不滅◦諸三昧門。遠離声聞◦縁覚之地。阿難彼諸菩薩。成就如是◦無量功徳。我但為汝。略説之耳。若広説者。百千万劫。不能窮尽。仏告弥勒菩薩◦諸天人等。無量寿国。声聞菩薩。功徳智慧。不可称説。又其国土。微妙安楽。清浄若此。何不力為善◦念道之自然◦著於無上下◦洞達無辺際。宜各勤精進◦努力自求之。必得超絶去。往生安養国。横截五悪趣。悪趣自然閉。昇道無窮極。易往而無人。其国不逆違。自然之所牽。何不棄世事◦勤行求道徳。 紙面画像を印刷 前のページ p61 次のページ 初版p57へ このページの先頭に戻る