巻次 - 751頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 十一月十一日 (花押)いまごぜんのははに(六) このいまごぜんのははの、たのむかたもなく、しょりょうをもちて候わばこそ、ゆずりもし候わめ。せんしに候いなば、くにの人々、いとおしゅうせさせたまうべく候う。このふみをかくひたちの人々をたのみまいらせて候えば、申しおきて、あわれみあわせたまうべく候う。このふみをごらんあるべく候う。このそくしょうぼうも、すぐべきようもなきものにて候えば、申しおくべきようも候わず。みのかなわず、わびしゅう候うことは、ただこのこと、おなじことにて候う。ときにこのそくしょうぼうにも申しおかず候う。ひたちの人々ばかりぞ、このものどもをも御あわれみなられ候うべからん。いとおしゅう、人々あわれみおぼしめすべし。このふみにて、人々おなじ御こころに候うべく候う。あなかしこ、あなかしこ。十一月十二日 ぜんしん(花押)ひたち人々の御中へひた□の人々の御□へ (花押) 紙面画像を印刷 前のページ p751 次のページ 初版p613・614へ このページの先頭に戻る