巻次 巻下 93頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 べし。此の人は大利を得とす。則ち是れ無上の功徳を具足するなり。 是の故に弥勒、設い大火有りて三千大千世界に充満せんに、要ず当に此れを過ぎて是の経法を聞きて、歓喜信楽し、受持読誦し、説の如く修行すべし。所以は何ん。多く菩薩有りて、此の経を聞かんと欲えども得ること能わず。若し衆生有りて、此の経を聞けば、無上道に於いて終に退転せず。是の故に応当に専心に信受し持誦し説行すべし。」 仏の言わく、「吾今、諸の衆生の為に此の経法を説きて、無量寿仏及び其の国土の一切所有を見せしむ。当に為すべき所の者は、皆之を求むべし。我が滅度の後を以て、復た疑惑を生ずることを得ること無かれ。当来の世に経道滅尽せんに、我、慈悲哀愍を以て、特に此の経を留めて止住すること百歳せん。其れ衆生有りて、斯の経に値う者は、意の所願に随いて皆得度すべし。」 仏、弥勒に語りたまわく、「如来の興世、値い難く見たてまつり難し。 漢文 利。則是具足◦無上功徳。是故弥勒。設有大火。充満三千大千世界。要当過此◦聞是経法◦歓喜信楽◦受持読誦◦如説修行。所以者何。多有菩薩。欲聞此経。而不能得。若有衆生。聞此経者。於無上道。終不退転。是故応当◦専心信受◦持誦説行。仏言吾今。為諸衆生。説此経法。令見無量寿仏◦及其国土◦一切所有。所当為者。皆可求之。無得以我◦滅度之後◦復生疑惑。当来之世。経道滅尽。我以慈悲哀愍。特留此経。止住百歳。其有衆生。値斯経者。随意所願。皆可得度。仏語弥勒。如来興世。難値難見。諸仏経道。難得難聞。菩薩勝法。諸波羅蜜。得聞亦難。遇善 紙面画像を印刷 前のページ p93 次のページ 初版p86・87へ このページの先頭に戻る