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種種に応化して、実のごとく修行して常に仏事を作す。偈に「安楽国清浄 常転無垢輪 化仏菩薩日 如須弥住持」と言えるがゆえに。もろもろの衆生の淤泥花を開くがゆえに。二つには、かの応化身、一切の時に前ならず後ならず、一心一念に大光明を放ちて、ことごとく能く遍く十方世界に至りて衆生を教化す。種種に方便し修行して、所作に一切衆生の苦を滅除するがゆえに。偈に「無垢荘厳光 一念及一時 普照諸仏会 利益諸群生」と言えるがゆえに。三つには、彼れ一切世界において余なく諸仏の会を照らす。大衆余なく広大無量にして、諸仏如来の功徳を供養し恭敬し讃嘆す。偈に「雨天楽花衣 妙香等供養 讃諸仏功徳 無有分別心」と言えるがゆえに。四つには、彼れ十方一切世界の無三宝の処において、仏法僧宝の功徳の大海を住持し荘厳して、遍く示して如実の修行を解らしむ。偈に「何等世界無 仏法功徳宝 我願皆往生 示仏法如仏」と言えるがゆえに。
 (第四・浄入願心)また向に観察荘厳仏土功徳成就と荘厳仏功徳成就と荘厳菩薩功徳成就を説きつ。この三種の成就は、願心をして荘厳せりと、知るべし。略説して一法句に入るがゆえに。一法句とは、いわく清浄句なり。清浄句とは、いわく真実の智慧無為法身なるがゆえに。この清浄に二種あり。知るべし。なんらか二種。一つには器世間清浄、二つには衆生世間清浄なり。器世間清浄とは、向に説きつるがごときの十七種の荘厳仏土功徳成就、これを器世間清浄と名づく。衆生世間清浄とは、向に説きつるがごとき八種の荘厳仏功徳成就と四種の荘厳菩薩功徳成就、これを衆生世間清浄と名づく。かくのごとく一法句に二種の清浄を摂すと、知るべし。