巻次
化末
382頁
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もろもろの悪事を捨離し、  行法の者を護持し、
三宝の種を断たず、  三精気を増長し、
もろもろの悪趣を休息し、  もろもろの善道に向かえしむ。
拘那含牟尼、  また大梵王・
他化・化楽天・  乃至四天王に嘱したまう。
次後に迦葉仏、  また梵天王・
化楽等四天・  帝釈・護世王・
過去のもろもろの天仙に嘱したまう。  もろもろの世間のためのゆえに、
もろもろの曜宿を安置して、  護持し養育せしめたまえり。
濁悪世に至りて、  白法の尽滅せん時、
我、独覚無上にして、  人民を安置し護らん。
今大衆の前にして、  しばしば我を悩乱せん、
当に説法を捨つべし。  我を置ちて護持せしめよ。
十方のもろもろの菩薩、  一切ことごとく来集せん。
天王もまた、  この娑婆仏国土に来らしめん。
我、大梵王に問わく、  誰か昔護持せし者、と。