巻次 化末 383頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 帝釈・大梵天、 余の天王を指示す。時に、釈・梵王、 過を導師に謝して言わまく、我等、王の処を所にして、 一切の悪を遮障し、三宝の種を熾然ならしめ、 三精気を増長せん。諸悪の朋を遮障して、 善の朋党を護持せしむ、と。已上抄出 『月蔵経』巻第七「諸魔得敬信品」第十に言わく、その時にまた百億の諸魔あり。ともに同時に座よりして起ちて、合掌して仏に向かいたてまつりて、仏足を頂礼して、仏に白して言さく、「世尊、我等また当に大勇猛を発して、仏の正法を護持し養育して、三宝の種を熾然ならしめて、久しく世間に住せしむ、いま地の精気、衆生の精気、法の精気、みなことごとく増長せしむべし。もし世尊声聞弟子ありて、法に住し法に順じて、三業相応して修行せば、我等みなことごとく護持し養育して、一切所須乏しきところなからしめん」と。乃至この娑婆界にして、 初め賢劫に入りし時、〓【ku_a】楼孫如来、 すでに四天を帝釈・梵天王に嘱せしめて、 護持し養育せしむ。三宝の種を熾燃ならしめ、 三精気を増長せしめたまいき。〓【ku_a】那含牟尼、 また四天下を梵・釈・諸天王に嘱して、 護持し養育せしむ。 紙面画像を印刷 前のページ p383 次のページ 第二版p452・453へ このページの先頭に戻る