巻次 化末 384頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 迦葉もまたかくのごとし、 すでに四天下を梵・釈・護世王に嘱して、 行法の者を護持せしめき。過去の諸仙衆、 および諸天仙、星辰もろもろの宿曜、 また嘱し分布せしめき。我五濁の世に出でて、 諸魔の怨を降伏して、大集会を作して、 仏の正法を顕現せしむ。乃至一切の諸天衆、 ことごとく共に仏に白して言さく、我等、王の処を所にして、 みな正法を護持し、三宝の種を熾燃ならしめ、 三精気を増長せしめんと。もろもろの病疫、飢饉、 および闘諍を息めしむ、と。乃至略出 「提頭頼吒天王護持品」に云わく、仏の言わく、「日天子、月天子、汝我が法において護持し養育せば、汝長寿にしてもろもろの衰患なからしめん」と。その時にまた百億の提頭頼吒天王・百億の毘楼勒叉天王・百億の毘楼博叉天王・百億の毘沙門天王あり。彼等同時に、および眷属と、座よりして起ちて衣服を整理し、合掌し敬礼して、かくのごときの言を作さく、「大徳婆伽婆、我等おのおの己が天下にして、ねんごろに仏法を護持し養育を作さん。三宝の種、熾然として久しく住し、三種の精気みなことごとく増長せしめん」と。乃至 「我いままた上首毘沙門天王と同心に、この閻浮提と北方と諸仏の法を護持す」と。已上略抄 紙面画像を印刷 前のページ p384 次のページ 第二版p453・454へ このページの先頭に戻る