巻次 化末 453頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 『月蔵経』巻第七「諸魔得敬信品第十」に言わく、「爾の時に復た百億の諸魔有り。倶共に同時に座よりして起ちて、合掌して仏に向かいたてまつりて、仏足を頂礼して仏に白して言さく、「世尊。我等、亦当に大勇猛を発して仏の正法を護持し養育して、三宝の種を熾然ならしめて久しく世間に住せしむ。今、地の精気・衆生の精気・法の精気、皆悉く増長せしむべし。若し世尊声聞弟子有りて、法に住し法に順じて、三業相応して修行せば、我等皆、悉く護持し養育して、一切所須、乏しき所無からしめん」と。乃至此の娑婆界にして、初め賢劫に入りし時、〓【ku_a】楼孫如来、已に四天を、帝釈・梵天王に嘱せしめて、護持し養育せしむ。三宝の種を熾燃ならしめ、三精気を増長せしめたまいき。〓【ku_a】那含牟尼、亦、四天下を、梵・釈・諸天王に嘱して、護持し養育せしむ。迦葉も亦是くの如し。已に四天下を、梵・釈・護世王に嘱して、行法の者を護持せしめき。 紙面画像を印刷 前のページ p453 次のページ 初版p383・384へ このページの先頭に戻る