巻次
化末
452頁
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次後に迦葉仏、復た梵天王・
化楽等四天・帝釈・護世王・
過去の諸の天仙に嘱したまう。諸の世間の為の故に、
諸の曜宿を安置して、護持し養育せしめたまえり。
濁悪世に至りて、白法尽滅せん時、
我、独覚無上にして、人民を安置し護らん。
今、大衆の前にして、数数、我を悩乱せん。
当に説法を捨つべし。我を置きて護持せしめよ。
十方の諸の菩薩、一切悉く来集せん。
天王も亦、此の娑婆仏国土に来たらしめん。
我、大梵王に問わく、誰か昔護持せし者と。
帝釈・大梵天、余の天王を指示す。
時に釈・梵王、過を導師に謝して言わまく、
我等、王の処の所にして、一切の悪を遮障し、
三宝の種を熾然ならしめ、三精気を増長せん。
諸悪の朋を遮障して、善の朋党を護持せしむと。」已上抄出