巻次 上 433頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 『浄土論』に曰わく、「世尊我一心に、尽十方無碍光如来に帰命したてまつりて、安楽国に生まれんと願ず。我修多羅真実功徳相に依って、願偈総持を説く、仏教と相応せり」とのたまえり。文『仏説無量寿経』に言わく、康僧鎧三蔵訳「我が滅度の後をもって、また疑惑を生ずることを得ることなかれ。当来の世に経道滅尽せんに、我慈悲哀愍をもって特にこの経を留めて、止住すること百歳せん。それ衆生ありてこの経に値う者、意の所願に随いてみな得度すべし、と。仏弥勒に語りたまわく、「如来の興世、値いがたく見たてまつりがたし。諸仏の経道得がたく聞きがたし。菩薩の勝法諸波羅蜜、聞くことを得ることまた難し、善知識に遇い法を聞きよく行ずること、これまた難しとなす。もしこの経を聞きて信楽し受持すること、難の中の難この難に過ぎたるはなけん。このゆえに我が法かくのごとく作しき、かくのごとく説き、かくのごとく教う。当に信順して法のごとく修行すべし」と。文『無量寿如来会』に言わく、菩提流支三蔵訳「如来の勝智遍虚空の所説義言は、ただ仏のみの悟なり。このゆえに博く諸智土を聞きて、我が教如実の言を信ずべし」と。文『無量清浄平等覚経』に言わく、帛延三蔵訳「速疾に超えてすなわち、安楽国の世界に到るべし。無量光明土に至りて、無数の仏を供養したてまつれ」 紙面画像を印刷 前のページ p433 次のページ 第二版p512・513へ このページの先頭に戻る