巻次 正像末 504頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 凡夫善悪の心水も帰入しぬればすなわちに大悲心とぞ転ずなる40造悪このむわが弟子の邪見放逸さかりにて末世にわが法破すべしと蓮華面経にときたまう41念仏誹謗の有情は阿鼻地獄に堕在して八万劫中大苦悩ひまなくうくとぞときたまう42真実報土の正因を二尊のみことにたまわりて正定聚に住すればかならず滅度をさとるなり43十方無量の諸仏の証誠護念のみことにて自力の大菩提心のかなわぬほどはしりぬべし44真実信心うることは末法濁世にまれなりと恒沙の諸仏の証誠にえがたきほどをあらわせり45往相還相の回向にもうあわぬ身となりにせば流転輪回もきわもなし苦海の沈淪いかがせん46仏智不思議を信ずれば正定聚にこそ住しけれ化生のひとは智慧すぐれ無上覚をぞさとりける47不思議の仏智を信ずるを報土の因としたまえり信心の正因うることはかたきがなかになおかたし48無始流転の苦をすてて無上涅槃を期すること如来二種の回向の恩徳まことに謝しがたし49報土の信者はおおからず化土の行者はかずおおし自力の菩提かなわねば久遠劫より流転せり50南無阿弥陀仏の回向の恩徳広大不思議にて往相回向の利益には還相回向に回入せり51往相回向の大慈より 紙面画像を印刷 前のページ p504 次のページ 第二版p614~616へ このページの先頭に戻る