巻次 正像末 614頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 信心のひとを摂取して浄土に帰入せしめけり(33)釈迦弥陀の慈悲よりぞ願作仏心はえしめたる信心の智慧にいりてこそ仏恩報ずる身とはなれ(34)智慧の念仏うることは法蔵願力のなせるなり信心の智慧なかりせばいかでか涅槃をさとらまし(35)無明長夜の燈炬なり智眼くらしとかなしむな生死大海の船筏なり罪障おもしとなげかざれ(36)願力無窮にましませば罪業深重もおもからず仏智無辺にましませば散乱放逸もすてられず(37)如来の作願をたずぬれば苦悩の有情をすてずして回向を首としたまいて大悲心をば成就せり(38)真実信心の称名は弥陀回向の法なれば不回向となづけてぞ自力の称念きらわるる(39)弥陀智願の広海に凡夫善悪の心水も帰入しぬればすなわちに大悲心とぞ転ずなる(40)造悪このむわが弟子の邪見放逸さかりにて 紙面画像を印刷 前のページ p614 次のページ 初版p503・504へ このページの先頭に戻る