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すなわち弥勒におなじくて
大般涅槃をさとるべし

(27)真実信心うるゆえに

すなわち定聚にいりぬれば
補処の弥勒におなじくて
無上覚をさとるなり

(28)像法のときの智人も

自力の諸教をさしおきて
時機相応の法なれば
念仏門にぞいりたまう

(29)弥陀の尊号となえつつ

信楽まことにうるひとは
憶念の心つねにして
仏恩報ずるおもいあり

(30)五濁悪世の有情の

選択本願信ずれば
不可称不可説不可思議の
功徳は行者の身にみてり

(31)無碍光仏のみことには

未来の有情利せんとて
大勢至菩薩に
智慧の念仏さずけしむ

(32)濁世の有情をあわれみて

勢至念仏すすめしむ