巻次 - 599頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 に、釈尊の御ことなり。また、十方恒沙の諸仏の御証誠なり。信心はかわらじとおもいそうらえども、様々にかわりあわせたまいてそうろうこと、ことになげきおもいそうろう。よくよくすすめまいらせたまうべくそうろう。あなかしこ、あなかしこ。九月七日 親鸞性信御房 念仏のあいだのことゆえに、御沙汰どもの様々にきこえそうろうに、こころやすくならせたまいてそうろうと、この人々の御ものがたりそうらえば、ことにめでとう、うれしうそうろう。なにごともなにごとも、もうしつくしがたくそうろう。いのちそうらわば、またまたもうしそうろうべくそうろう。(五) 一 法然聖人者 流罪土佐国 幡多 俗姓藤井元彦 御名 善信者 流罪越後国 国府 俗姓藤井善信―――この一章は消息・法語でなく、流罪の記事・『教行信証』後序の文の一部・親鸞聖人が法然聖人から譲りを受けられた本尊・銘文等を性信に譲られたという記事などから成る。「御消息」類のわくからはずれるゆえ、ここに掲げない。 紙面画像を印刷 前のページ p599 次のページ 第二版p732・733へ このページの先頭に戻る