巻次 第五帖 1014頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 の信心をえたるすがたなり。この信心というは、この南無阿弥陀仏のいわれをあらわせるすがたなりとこころうべきなり。されば、われらがいまの他力の信心ひとつをとるによりて、極楽にやすく往生すべきことの、さらになにのうたがいもなし。あら、殊勝の弥陀如来の本願や。このありがたさの弥陀の御恩をば、いかがして報じたてまつるべきぞなれば、ただねてもおきても、南無阿弥陀仏ととなえて、かの弥陀如来の仏恩を報ずべきなり。されば南無阿弥陀仏ととなうるこころはいかんぞなれば、阿弥陀如来の御たすけありつるありがたさ、とうとさよとおもいて、それをよろこびもうすこころなりとおもうべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。 紙面画像を印刷 前のページ p1014 次のページ 初版p844・845へ このページの先頭に戻る